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【 お役立て・犬の育て方の基礎 】運動・しつけ・愛情のサイクルが大切な理由

わんこと生活をしていく上で、
運動
しつけ
愛情
この3つを注ぎ込むことはとても大切です。
現在私の担当店であるマルワン梅島店ではこの3つの頭文字を取って、「USAサイクル」としてスタッフが徹底して実施しております。
また、その順番にも深い意味合いがあります。
今回はそのサイクルのメカニズムに関して考察し、ロジカルに理解を深めていきましょう。
1.運動が一番最初にくる理由はストレスの開放と健康な胃腸の形成にあり。

健康な犬の場合、朝一番最初にする行動としてオススメなのが、「運動」です。
5分でも10分でも構いません。
短時間でも体を動かし、発散をしたワンちゃんはこの後つながるしつけにおいて素直に聞くようになるでしょう。
また、運動するということは、ストレス発散・筋肉や骨格の形成にとどまらず、「健全な胃腸の」育成にもつながる効果があります。
食事をしっかりとるということは、わんちゃんにとって重要なバロメータです。
老犬になってもしっかり食事がとれるようにコンスタントに胃腸の育成をしていきたいものですね。
2.しつけは発散後に行った方が効果的

いきなり「おすわり」や「マテ」を教えることは、あまり効果的とはいえません。
例えば「興奮状態にあるわんこ」にいくら「おすわり!」といっても全く聞く耳を持ってくれないという話をよく耳にします。
その興奮状態にリセットをかける役割を果たすのは「運動」というわけです。
また、飼い主さんと楽しく運動が出来たならば、更に飼い主さんのことが好きになり、従順になっていくことでしょう。
まさにそのタイミングになってからが「しつけ」のチャンスというわけです。
3.愛情=褒めと勘違いさせないように心がけよう

あれれ?「愛情が最後なのはなぜ?」
と思う方もいるはず。
ここではなぜ運動やしつけを先に行って、「愛情」はその後なのかを解説いたします。
まず、わんちゃんの一日を想像してみましょう。
わんちゃんは寝ている状態から起きるわけですが、起きたときに、
「おはよう!いいこだね~!」
と愛情を注ぎ込んだ会話をしたとします。
「愛情」から入ると、喜びはすると思いますが、何で褒められたのかわからない状態になるわけです。
更には、過剰な褒め行動によって一気にテンションがMAXになって落ち着きのない状態を作り上げてしまうということもあります。
更に更に!
起きた➡トイレ外した➡トイレを外した事に気づかないで褒めた
という場合においては「トイレを外したことで褒められた」と勘違いしてしまうかもしれません。
人間とわんちゃんには残念ながら共通言語はなく、一度間違えて認識してしまったことを直すのには少々時間がかかってしまうこともありますので、わんちゃんに誤認識を与えないようにするためにも、愛情が一番最後に来たほうが効果的というわけです。
まとめ

運動➡発散をさせて聞く耳をもたせる
しつけ➡聞く耳をもってからおすわり等の号令を出すと成功率が上がる
愛情➡おすわりが出来たわんちゃんを褒め、「しっかりとおすわりできれば褒めてもらえる」を丹念に教える
多くの「預かりドッグトレーナー」さんたちは朝起きたときに預かっているわんちゃんをドッグランに離し、運動をさせます。
人間もまた、運動をしてから仕事をすると「集中力が増し、仕事が捗る」といった研究データもございます。
わんちゃんも人間もまずは運動をして、体と胃腸の健康、そして効果的に集中力をあげて健康で健全な暮らしを意識することがとても大切だと思います。
文/清川将司(マルワン梅島店)
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